010「葉緑体(ようりょくたい)」
オオカナダモを用いて、次の実験と観察を行った。
前日から暗い場所に置いていたオオカナダモの葉Aと、じゅうぶんに光を当てたオオカナダモの葉Bを用意した。A、Bをそれぞれ顕微鏡で観察したところ、いずれも図(省略)のようにたくさんの緑色の粒が見られた。次に、A、Bを脱色し、ヨウ素液を加えて顕微鏡で観察したところ、Aでは反応が見られなかったが、Bでは緑色に見えていた粒が青紫色に染まっていた。
下線部を何というか、名称を書きなさい。 [北海道]
正解 葉緑体
「植物の細胞内に見られる、光合成を行う粒状のつくりを何というか」など、用語を書かせる設問だけでも、葉緑体は過去4年で20回以上出題されています。ここは用語だけでなく光合成の仕組み全体を過去問で完全にマスターしておくことです。この問題は「緑色の粒」という強力なヒントがあるのでやさしかったと思います。